2014年 11月 05日
有害鉄鋼スラグの早期除去を
10月9日(木)吉岡町文化センターにて「ぐんま有害鉄鋼スラグを考える会」が組織を立ち上げ学習会を開催しました。
学習会には、東京農工大学准教授・渡邊泉氏、同大学産学官連携研究員・尾崎宏和氏、同大学院生・大野由芙子氏、日本科学者会議会員・齋藤安史氏の4氏が、六価クロムなどの重金属による汚染の怖さについて、報告しました。
自然界に残り続ける重金属の怖さ
世界の汚染物質による影響を受ける人数の多さで上位を占めるのが、鉛や水銀、クロム、ヒ素などの重金属です。
この重金属類が怖いのは人類がたとえ滅んでも、決して分解されず自然界に残り続けることです。
東京都江戸川区で1973年に、日本化学工業がクロム酸塩製造で出た大量の六価クロム鉱滓を周辺に不法投棄したことが発覚。高濃度の汚染土壌を広範にわたり撤去したが、昨年、雨水ますを調査したところ高濃度の六価クロムが漏出していたのです。
これは、六価クロムを取り除いたが周辺に散らばっていた鉱滓が地下水の移動で噴出してきたと思われ、移動性が高いことが明らかになりました。
さらに、重金属汚染は、低濃度・長期暴露により、感受性の高い子どもなどが、神経行動障害を引き起こしたり、発がん性も指摘されています。
県内にも大量の有害スラグが
今回、大同特殊鋼の六価クロムやふっ素などの有害スラグが、県内の道路や駐車場、八ツ場の代替え地、榛東村の太陽光発電施設の敷地などをはじめ、いたるところに使われていることは、ゆゆしき事態で、一日も早く撤去すべきです。
そして、住民に危険性を正しく知らせていかなければならない問題だということがわかりました。
また、検査値は、ばらつき差があり、基準値を超えなければ問題はないとしているが、1地点だけでも出ていれば、問題ありと見るべきで、土壌のPHが酸性かアルカリ性か、どちらが高いかによってクロム濃度へ影響することも明らかになりました。
会の立ち上げでは、会則、代表委員、事務局長などが決まりました。
最後に酒井宏明県議が「鉄鋼スラグの危険性を広く県民に知らせ、一日も早い撤去を実現しよう」と 決意を述べました。
学習会には、東京農工大学准教授・渡邊泉氏、同大学産学官連携研究員・尾崎宏和氏、同大学院生・大野由芙子氏、日本科学者会議会員・齋藤安史氏の4氏が、六価クロムなどの重金属による汚染の怖さについて、報告しました。
自然界に残り続ける重金属の怖さ
世界の汚染物質による影響を受ける人数の多さで上位を占めるのが、鉛や水銀、クロム、ヒ素などの重金属です。
この重金属類が怖いのは人類がたとえ滅んでも、決して分解されず自然界に残り続けることです。
東京都江戸川区で1973年に、日本化学工業がクロム酸塩製造で出た大量の六価クロム鉱滓を周辺に不法投棄したことが発覚。高濃度の汚染土壌を広範にわたり撤去したが、昨年、雨水ますを調査したところ高濃度の六価クロムが漏出していたのです。
これは、六価クロムを取り除いたが周辺に散らばっていた鉱滓が地下水の移動で噴出してきたと思われ、移動性が高いことが明らかになりました。
さらに、重金属汚染は、低濃度・長期暴露により、感受性の高い子どもなどが、神経行動障害を引き起こしたり、発がん性も指摘されています。
県内にも大量の有害スラグが
今回、大同特殊鋼の六価クロムやふっ素などの有害スラグが、県内の道路や駐車場、八ツ場の代替え地、榛東村の太陽光発電施設の敷地などをはじめ、いたるところに使われていることは、ゆゆしき事態で、一日も早く撤去すべきです。
そして、住民に危険性を正しく知らせていかなければならない問題だということがわかりました。
また、検査値は、ばらつき差があり、基準値を超えなければ問題はないとしているが、1地点だけでも出ていれば、問題ありと見るべきで、土壌のPHが酸性かアルカリ性か、どちらが高いかによってクロム濃度へ影響することも明らかになりました。
会の立ち上げでは、会則、代表委員、事務局長などが決まりました。
最後に酒井宏明県議が「鉄鋼スラグの危険性を広く県民に知らせ、一日も早い撤去を実現しよう」と 決意を述べました。
by hisako-koba
| 2014-11-05 15:22
| 学習