こんにちは 日本共産党市議会議員 小林ひさ子です

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2018年 02月 07日 ( 1 )

税の滞納分を徴収するため、給料の預金口座を差押えたのは違法として、前橋市の男性が市に処分の取り消しと、預貯金の返還などを求めた訴訟の判決の言い渡しが、1月31日前橋地裁でありました。
 判決は、「給料の一定額は最低限の生活のために差押えるべきでない」と指摘。市が給料の振込日に預貯金を差押えたのは「脱法的」と認定し、差押えの返還分、慰謝料請求の一部、合わせて計約18万円を支払うよう市に命じました。処分の取り消しは退けました。 
 前橋市は、税滞納者に対する厳しい差押えを乱発し生存権を脅かされる事例が報告されています。
 市議団は議会などで、「1万件を越える差押え(昨年度は七千件)は異常であり、滞納者の生活実態をしっかり把握し、丁寧な納税相談を行い生活再建を支援する」よう求めてきました。
 しかし市は「給料や年金でも、預金口座に振り込まれれば預金債権であり、全額差し押さえも問題ない」
「生活実態を調査し、生活を脅かす差押えは行っていない」などと強弁を繰り返してきました。

 今回の裁判では、介護職として働いた月5~6万円あまりの給料が口座に振り込まれたその日のうちに5万円、翌月は全額差し押さえたことは違法として差押え処分の取り消しと、慰謝料の支払いを求めたものです。
 そもそも給与の差押えは1人10万円と家族1人につき4万5千円を合わせた金額は差押えてはならないことになっています。
 男性は2か所の施設で介護職として働き、月12万円弱の収入しかありません。
 これまで男性は、定期的に市役所を訪れ給与明細書も提示し、自身の状況を説明し、月々1万円をきちんと分納していました。
 しかし、市がいきなり分納額を2万円に増やすよう要求し、男性は「2万円では生活していけない。せめて1万5千円なら」と相談しましたが、市は拒否しました。

 市は5か月連続差押えをおこない、5回目は口座の全額を差押え残高0にしました。(下を参照)
 市は前橋地裁の判決を真摯に受け止め、今までの税収納行政を反省し高裁への控訴は断念すべきです。

給与振込口座から前橋市が差し押さえた金額

H27.3.31 差押え2万円 口座残36,729円

H27.4.30 差押え2万円 口座残39,500円

H27.5.29 差押え3万円 口座残28,556円

H27.6.30 差押え5万円 口座残4,000円

H27.7.31 差押え76,226万円 口座残0円



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by hisako-koba | 2018-02-07 17:41 | 市政 | Comments(0)

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