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こんにちは 日本共産党市議会議員 小林ひさ子です

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幼稚園検討委員会の意見から

幼稚園検討委員会の意見から 保護者の声を聞いて

第2回市立幼稚園充実検討委員会 会議録より
2012.7.31 前橋市役所 会議室にて

■議題
第1回検討委員会の協議内容について、幼稚園を取り巻く環境等について、今後の公立幼稚園の在り方について①公立幼稚園の役割②適正な幼稚園数(大胡宮城の3園を2園にする)や空き教室の利用

■事務局からの説明(要旨)
・前橋市の幼児教育が、従前より私立幼稚園を中心にして発展してきた経緯を踏まえ、今後も私立幼稚園を中心にして、幼児教育の振興に努めることを基本とする。
・市立幼稚園は、幼児教育センターと連携し、各種事業への参加・協力を通して、前橋市の幼児教育の充実、幼保小連携や特別支援教育等にかかわる研究の実践園として、市内に広めていく役割を担っている。
・幼稚園数に関しては、地域の特性を生かしつつ、公立幼稚園の役割を果たせるよう、また、職員の人事異動による園の活性化を考え、複数の幼稚園が存在することが望ましいと考える。園児数については、同年代の幼児との集団生活を通して、体験的な学びを重ねていくためには、ある程度の人数を確保していくことが望ましいと考える。
・前橋市立幼稚園を現在の4園から3園にする。前橋の東部にある、大胡幼稚園、大胡東幼稚園、宮城幼稚園の3園を2園にしたい。統廃合後は2台のバスで、今よりも広範囲の地域をきめ細かく園バスでの送迎ができる。また、統廃合の時期については、すぐにということではなく、来年度以降の入園児数や耐震補強工事の期限等を考慮して決定していきたい。
・宮城幼稚園については、大胡地区と宮城地区の3園が2園になることによって、園児数が増加することを期待する。宮城幼稚園には、園バスが2台あるので、大胡地区やその他の地区の幼児の送迎を行なうことが可能である。しかし、宮城幼稚園の園児数が増加しない場合には、言語障がいもしくは、その心配がある幼児・小学生、場合によっては中学生が、午後や放課後に定期的にかよって指導を受ける「通級指導教室」を開設したい。

■主な意見や要望(要旨)
・大胡地区は、家が建ち始めているので、人口の増加が見込まれると思う。
・合併によって公立幼稚園はかなり地域性が強く出ている。財政的にも私立幼稚園は厳しい現状であることを知った上で協議してもらいたい。
・大胡幼稚園の保護者アンケートでは、統廃合について102人中71人回答し、反対が66人であった。
・募集する親にも告知しなければならないので、最低4年はかかる。時間を翔けてやってほしい。
・幼稚園と保育園の内容は基本的に違う。教育内容によってえらぶという選択肢があって、その要望に応えるのが幼児教育の充実だと考える。
・私立は高い保育量であり、市立は市が負担している。これからは、保護者が自分たちで何とかしていかなければならないことを考えていく必要がある。
・預かり保育の延長など、親のニーズに応える努力をしてほしい。
・ニーズというけれども、働く親のためのニーズである。こどもが大切にされることがとても重要で、公立幼稚園だったらそれができると思う。
・預かり時間を増やすのは難しい。幼稚園に預けている親は、なるべく自分の子を見たいという思いで幼稚園を選んでいる。そのようなことが大事であると伝える努力はしているが、保育園に流れている。
・幼稚園教諭等の資格を持っている人に、長期休業中の預かり保育をしてもらうのはどうか。
・保育の質の問題を考えないといけない。幼児教育を受ける場なので、現場の先生方は園内研修や幼児教育センターの研修等で更に、専門的に学んでいる。4歳、5歳ではきちんと幼児教育を受けさせたい。一方で預かり保育もやってもらいたいという要望もある。
・1年だけ園児が少なくなったからといって統合というのは乱暴である。大胡地区が発展したときに、もう1つ公立幼稚園か゛作れるのか。
・同じ税金を払っていて、特定の地域だけが恩恵を受けていると感じる。
・小さい規模の学校ほど職員が少なくなり、1人の先生が抱える仕事が増えていく。仕事が増えるとこどもと向き合う時間の確保ということも課題となることもある。
・5年後10年後の子どもたちのためにできることを考えていくことが大切である。
・大胡幼稚園の園舎の耐震工事をしていただき、夏休みの預かり、預かり保育の延長もしていただいて園児が増えないなら統廃合も仕方ない。
・主体的になればなるほどいろんなところで遊びがされるため、園児数が多いと目が届かなくなる。ただ、少なければ集団としての活動が難しくなる。

長谷川薫議員が傍聴しましたが、このほかにもいろいろな意見がだされました。大胡地域の委員さんからは、それぞれ統廃合に反対の意見が出されています

・大胡幼稚園の廃止は反対。地域の住民は納得しない
・園児数が350人になったので分園した。今回は乱暴すぎる
・大胡は特養3箇所へ、幼稚園は2箇所へ、保育園は4園へ増やし福祉教育の充実をしてきた。大胡の良さを生かして、前橋の福祉教育を引き上げてほしい。
・親のニーズにも応える努力して。努力もしないで入園児が増えないというのはおかしい。
・OECDの国の中でも教育費にお金を掛けないのが日本。公立が幼児教育の理念を実現すべき。
・大胡は公立に頼ってきた。こちらの方針に従えという乱暴な意見を感じる。
・4園で共同してアンケートをとった。
反対の理由では ①自然環境良い ②入園児増やすため、夏休み保育の実施を ③預かり保育の延長を ④遊びを大切にのびのびした教育環境良い ⑤園バス以外にワゴン車も ⑥子どものことを第一に考えてもらいたい ⑦空き教室は高齢者のデイサービスなどへ ⑧1か所にすると入りきれない ⑨定員を減らして対応を ⑩先生が統合すれば減る
 
4園の保護者会で市長・教育長に廃止反対の要望をするとしています

by hisako-koba | 2012-09-10 10:15 | 市政

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