マイタク・紙の利用券とマイナンバーカードの併用の存続を
マイタクは高齢者の通院や買い物の足として、多く高齢者などが便利に利用し喜ばれています。
ところが市当局は、来年度からマイナンバーカードがないとマイタクに乗れないようにしようとしています。すでに今年度から新規登録者はカード利用に限定しています。
3万人弱の登録者のうち、常時利用している人は1万人余りです。来年4月までに、マイナンバーカードを取得しなかった登録者を自動的に切り捨てることは問題です。
行政が住民の多面的なニーズにこたえるには、行政サービスの利用方法の選択肢を増やすことが必要です。紙の利用も絶対に残すべきです。
そもそもマイナンバーカードの取得は任意とされているのに強制していることも問題です。
マイタク利用者へのマイナンバーカードの取得押し付けを行政がやってはいけません。
国会で日本共産党の塩川議員がマイタクのカード一本化問題を平井デジタル改革担当大臣に質問したところ、「いきなりすべてデジタル化し、その結果多くの人が利便性の低下を感じることがあってはならない。デジタルを無理やり押し付けることは考えていない。個人がデジタル機器を利用しない生活様式や選択も当然尊重されるべき」と答弁しました。
当初、マイナンバーカードは社会保障、税、災害対策の分野についてのみ扱うとしていたのに、さらに健康保険証や個人の銀行口座まで紐づけようとしています。
個人情報を国が監視するマイナンバーカードを持ちたくないという市民の権利は尊重されないのでしょうか。
誰一人取り残さないといいながら、1本化して、これに従わない人は行政サービスから排除するというのは許されません。マイタク利用のマイナンバーカード一本化は撤回すべきです。